超入門ナレーター


2018年12月改定

ナレーターは Windows に標準装備されているスクリーンリーダーです。以前は性能があまり良くなかったようですが、Windows10 ではかなり良くなっているようです。


1. ナレーターの開始と終了

 ナレーターを開始するには[Ctrl + Windows + Enter]キーを押します。ナレーターが起動されて、ようこそ画面が表示されます。ようこそ画面は次回から表示させないこともできます。

 

ナレーターを終了するときも[Ctrl + Windows + Enter]キーを押します。


2. ナレーターを使ってみる

ナレーターを使用中はショートカットキーでナレーターに指示をすることができます。

下記の表で示すキー操作をしてご確認ください。 

ショートカットキー操作 操作の目的
Ctrl  読み上げを停止する
無変換 + C ドキュメント全体を先頭から読み上げる
無変換 + R 現在位置から読み上げを開始する
無変換 + W ウィンドウを読み上げる
無変換 + F12 現在時刻と日付を読み上げる
Ctrl + 無変換 + PageUp 音声の音量を上げる
Ctrl + 無変換 + PageDown 音声の音量を下げる
無変換t + (+) 音声のスピードを上げる
無変換 + (-) 音声のスピードを下げる
無変換 + (左矢印) 前の項目に移動する
無変換 + (右矢印) 次の項目に移動する
無変換 + Esc ナレーターを終了する
Ctrl  +  Windows + Enter ナレーターを終了する

3. スキャンモード

スキャンモードがオフの時は[H]キーを押すと[H]が入力されますが、スキャンモードをオンに切り替えると、次の見出し行に移動します。


[無変換 + Space]キーを押すと「スキャン」と聴こえて、オンに切り替わります。再度[無変換 + Space]キーを押すと「スキャンオフ」と聴こえて、オフになります。

 

スキャンモードをオンにしたら、下記の表で示すキー操作をしてご確認ください。文字入力をするときはスキャンモードをオフにしてください。

 

キー操作

操作の目的

(下矢印) または (上矢印)

次または前の行に移動する

(右矢印) または (左矢印)

次または前の文字に移動する

無変換 + (下矢印)

現在位置から読み上げを開始する

H または Shift + H

次または前の見出しに移動する

T または Shift + T

次または前の表に移動する

P または Shift + P

次または前の段落に移動する

K または Shift + K

次または前のリンクに移動する

D または Shift + D

次または前のランドマークに移動する                 

4. もっと詳しく

最新情報はマイクロソフトのホームページからご確認ください。

ここからのリンクは、ナレーターに関する詳細説明です。

 

リンク先ではナレーターキーの説明があり、「日本語キーボードの場合、既定のナレーター キーは 無変換キーと Insert キーです」と書いてあります。

 

ショートカットキーの説明で[ナレーター + F1]と書いてある場合は[無変換 + F1]と読み替えてください。無変換キーはスペースキーの左隣のキーです。